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目標設定理論

Goal-Setting Theory

提唱者:Locke & Latham

明確性・到達可能性・フィードバックが揃って初めて目標は機能する

機能する目標の3条件

明確性

Clarity

何を達成すべきか、具体的で測定可能な形で定義されている

到達可能性

Achievability

挑戦的だが、努力すれば達成できる現実的な目標である

フィードバック

Feedback

進捗状況が定期的に確認でき、軌道修正ができる

薬局運営への活用

KPI疲れの原因分析

「KPI疲れ」が起きている場合、3条件のどれかが欠けている可能性があります。

明確性の欠如

  • ・目標が曖昧
  • ・何をすればいいか不明
  • ・優先順位が不明確

到達可能性の欠如

  • ・目標が高すぎる
  • ・リソースが不足
  • ・外部要因で達成困難

フィードバックの欠如

  • ・進捗が見えない
  • ・結果しか評価されない
  • ・軌道修正の機会がない

行動目標+結果目標のセット設計

結果目標だけでなく、行動目標もセットで設定することで、目標の機能性が高まります。

結果目標(例)

「かかりつけ薬剤師指導料の算定件数を月20件にする」

行動目標(例)

「毎日3人の患者さんにかかりつけ薬剤師の説明をする」

ポイント:行動目標は自分でコントロールできるため、達成感を得やすく、モチベーション維持につながる

目標設定のチェックリスト

目標は具体的で測定可能か?(数値化できているか?)
目標は挑戦的だが、達成可能な範囲か?
進捗を確認する仕組みがあるか?(週次・月次など)
結果目標だけでなく、行動目標も設定しているか?
目標の意味・目的を職員と共有しているか?

明日の一手

現在の目標が「明確性・到達可能性・フィードバック」の3条件を満たしているか確認しましょう。

具体的なアクション:

職員に「今の目標は達成できそうですか?」「何があれば達成しやすくなりますか?」と問いかけ、目標の妥当性を確認する。