防災・緊急時対応

薬剤師が教える!災害時のお薬管理マニュアル

2025年11月12日
PharmaBeast薬剤師チーム
読了時間: 約8分
災害時のお薬管理マニュアル - 防災薬セットと緊急時の薬剤管理

いざという時のために「防災×お薬」の備えを

地震や台風など、いつ起きるかわからない災害。そんな非常時に命を守るカギになるのが「薬の管理」です。 普段は当たり前のように薬局に行ける環境も、災害時には途切れてしまうかもしれません。 今回は薬剤師の視点から、「災害時のお薬の持ち出し・備え」についてお伝えします。

1災害時に困るのは"薬がないこと"

持病のある方はもちろん、花粉症や高血圧、糖尿病など、日常的に服薬している方にとって「薬が手に入らない」ことは大きなリスクです。

実際に、過去の災害では"薬の名前が分からない""お薬手帳を失くした"というケースが多く見られました。 だからこそ、平時からの準備がとても大切です。

よくある災害時の問題

  • 薬の名前や用量が分からない
  • お薬手帳の紛失
  • 薬局の営業停止
  • 処方箋の再発行困難

事前準備の重要性

  • 命に関わる薬の確保
  • 症状悪化の防止
  • 避難所での適切な治療
  • 家族の安心確保

2防災バッグに入れておきたい「お薬持ち物リスト」

薬剤師のおすすめ防災薬セット

以下のアイテムを防災バッグに常備しておきましょう 👇

基本セット

  • 現在服用中の薬

    最低3日分、できれば1週間分

  • お薬手帳または薬剤情報のコピー
  • 保険証・医療証

    コピー可

  • 体温計・絆創膏・鎮痛薬・整腸薬・常備薬
  • マスク・消毒用アルコール・ビニール袋

あると安心の追加アイテム

  • 飲み水

    薬の服用にも使用

  • 清潔なコップまたは紙コップ
  • メモ帳とペン

    服薬記録や体調メモ用

ポイント

お薬は「防災バッグの中に小さなポーチ」でまとめておくと、持ち出しやすく管理もしやすいです。

3薬剤師がすすめる"災害前の準備習慣"

お薬手帳は常に最新に

薬局で更新してもらったら、スマホ撮影してクラウド保存も◎

おすすめ: Google DriveやiCloudに「お薬手帳」フォルダを作成し、定期的に写真を保存

残薬が少なくなったら早めに受診・処方を

災害時に途切れないよう、常に余裕を持つことが大切。

目安: 残り1週間分になったら次回の受診予約を取る

家族の薬もリスト化

誰がどんな薬を飲んでいるか、1枚にまとめておくと救護所などで役立ちます。

記載項目: 氏名、年齢、薬品名、用法・用量、アレルギー情報

4もし薬を失くしてしまったら

緊急時の対処法

避難所や薬局で「お薬手帳や薬の写真」を見せれば、薬剤師が内容を確認して再度用意できる場合があります。

手帳や処方情報がない場合でも、飲んでいた薬の名前・色・形・用途をできるだけ伝えましょう。

伝えるべき情報

  • • 薬の商品名または成分名
  • • 薬の色・形・大きさ
  • • 1日の服用回数と量
  • • 何の病気・症状のための薬か
  • • 処方してもらった病院名

相談できる場所

  • • 避難所の救護所
  • • 営業している薬局
  • • 災害時医療救護班
  • • 保健所・保健センター
  • • 災害派遣医療チーム(DMAT)

まとめ:お薬の備えは"自分と家族を守る防災行動"

防災用品の中でも、お薬は「命を守る持ち物」のひとつ。 日々の薬を"防災視点"で見直すことで、災害時の不安をぐっと減らせます。

今日できることから始めましょう

防災バッグの中身チェック
お薬手帳の更新
家族分の薬情報をまとめる

重要キーワード

「災害 薬 持ち出し」「防災 薬 持ち物」は、あなたの命を守るキーワードです。

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