薬剤師が教える!災害時のお薬管理マニュアル

いざという時のために「防災×お薬」の備えを
地震や台風など、いつ起きるかわからない災害。そんな非常時に命を守るカギになるのが「薬の管理」です。 普段は当たり前のように薬局に行ける環境も、災害時には途切れてしまうかもしれません。 今回は薬剤師の視点から、「災害時のお薬の持ち出し・備え」についてお伝えします。
1災害時に困るのは"薬がないこと"
持病のある方はもちろん、花粉症や高血圧、糖尿病など、日常的に服薬している方にとって「薬が手に入らない」ことは大きなリスクです。
実際に、過去の災害では"薬の名前が分からない"、"お薬手帳を失くした"というケースが多く見られました。 だからこそ、平時からの準備がとても大切です。
よくある災害時の問題
- 薬の名前や用量が分からない
- お薬手帳の紛失
- 薬局の営業停止
- 処方箋の再発行困難
事前準備の重要性
- 命に関わる薬の確保
- 症状悪化の防止
- 避難所での適切な治療
- 家族の安心確保
2防災バッグに入れておきたい「お薬持ち物リスト」
薬剤師のおすすめ防災薬セット
以下のアイテムを防災バッグに常備しておきましょう 👇
基本セット
- 現在服用中の薬
最低3日分、できれば1週間分
- お薬手帳または薬剤情報のコピー
- 保険証・医療証
コピー可
- 体温計・絆創膏・鎮痛薬・整腸薬・常備薬
- マスク・消毒用アルコール・ビニール袋
あると安心の追加アイテム
- 飲み水
薬の服用にも使用
- 清潔なコップまたは紙コップ
- メモ帳とペン
服薬記録や体調メモ用
ポイント
お薬は「防災バッグの中に小さなポーチ」でまとめておくと、持ち出しやすく管理もしやすいです。
3薬剤師がすすめる"災害前の準備習慣"
お薬手帳は常に最新に
薬局で更新してもらったら、スマホ撮影してクラウド保存も◎
おすすめ: Google DriveやiCloudに「お薬手帳」フォルダを作成し、定期的に写真を保存
残薬が少なくなったら早めに受診・処方を
災害時に途切れないよう、常に余裕を持つことが大切。
目安: 残り1週間分になったら次回の受診予約を取る
家族の薬もリスト化
誰がどんな薬を飲んでいるか、1枚にまとめておくと救護所などで役立ちます。
記載項目: 氏名、年齢、薬品名、用法・用量、アレルギー情報
4もし薬を失くしてしまったら
緊急時の対処法
避難所や薬局で「お薬手帳や薬の写真」を見せれば、薬剤師が内容を確認して再度用意できる場合があります。
手帳や処方情報がない場合でも、飲んでいた薬の名前・色・形・用途をできるだけ伝えましょう。
伝えるべき情報
- • 薬の商品名または成分名
- • 薬の色・形・大きさ
- • 1日の服用回数と量
- • 何の病気・症状のための薬か
- • 処方してもらった病院名
相談できる場所
- • 避難所の救護所
- • 営業している薬局
- • 災害時医療救護班
- • 保健所・保健センター
- • 災害派遣医療チーム(DMAT)
まとめ:お薬の備えは"自分と家族を守る防災行動"
防災用品の中でも、お薬は「命を守る持ち物」のひとつ。 日々の薬を"防災視点"で見直すことで、災害時の不安をぐっと減らせます。
今日できることから始めましょう
重要キーワード
「災害 薬 持ち出し」「防災 薬 持ち物」は、あなたの命を守るキーワードです。