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心理的リアクタンス理論

Psychological Reactance

自由を奪われると、人は反発・無関心になる

理論の概要

心理的リアクタンスとは、自分の自由が脅かされたり制限されたりすると、その自由を取り戻そうとする心理的な反発のことです。「〇〇しなさい」と言われると、逆にやりたくなくなる現象です。

リアクタンスが起きる場面

強制・命令

「必ず〇〇しなさい」と言われる

選択肢の制限

「これしかダメ」と選択肢を狭められる

過度な監視

細かくチェックされ、信頼されていないと感じる

説明なしの指示

理由を説明されずに指示される

薬局運営への活用

指示・管理強化の副作用チェック

問題が起きたとき、「もっと管理を強化しよう」「もっと細かく指示しよう」と考えがちですが、これが逆効果になることがあります。

リアクタンスを引き起こす対応

  • ・「絶対に〇〇しなさい」
  • ・細かすぎるチェック
  • ・理由を説明しない指示
  • ・選択肢を与えない

リアクタンスを防ぐ対応

  • ・「〇〇してもらえると助かる」
  • ・信頼を示す
  • ・理由を丁寧に説明
  • ・選択肢を与える

自律性を壊さないマネジメント

職員の自律性を尊重しながら、必要な管理を行うバランスが重要です。

「なぜ」を説明する

指示の背景や目的を伝える

選択肢を与える

「AとBどちらがいい?」と選ばせる

依頼形で伝える

「〇〇してください」→「〇〇してもらえますか?」

意見を聞く

「どう思う?」と職員の意見を求める

言い換え例

「必ずこうしなさい」
「こうしてもらえると助かります」
「これしかダメ」
「AとBどちらがいいですか?」
「とにかくやって」
「〇〇という理由でお願いしたいのですが」

明日の一手

指示を出すとき、「なぜ」を説明し、選択肢を与えることを意識してみましょう。

具体的なアクション:

次に指示を出すとき、「〇〇という理由で、△△か□□のどちらかをお願いできますか?」と伝えてみる。