ビースト君

2025年10月2日

市販薬選びで失敗しないコツ

薬局でよく聞かれる市販薬の選び方について、実際の相談事例を交えながらわかりやすく説明します

OTC医薬品の選び方

こんにちは、ビースト君です!薬局で働いていると、「どの薬を選べばいいかわからない」という相談をよく受けます。 今日は実際の相談事例をもとに、市販薬選びで失敗しないコツをお伝えします。

風邪薬の選び方

風邪薬は種類が多くて迷いがちですが、症状に合わせて選ぶことが大切です。 「総合感冒薬」と書かれていても、それぞれ得意な症状が違います。

症状別風邪薬の選び方

🤧 鼻水・鼻づまりがメイン

抗ヒスタミン薬配合の風邪薬を選択

注意:眠気が出やすいので運転前は避ける

😷 咳がひどい

鎮咳薬(デキストロメトルファンなど)配合

注意:痰が絡む咳には去痰薬も必要

🤒 発熱・頭痛・関節痛

解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)配合

注意:胃腸の弱い方は食後に服用

😴 のどの痛み

のどスプレーやトローチとの併用も効果的

注意:症状が続く場合は医師に相談

胃薬の使い分け

「胃が痛い」と言っても、原因によって選ぶべき薬が変わります。 症状をよく観察して、適切な薬を選びましょう。

胃の症状別薬の選び方

食べ過ぎ・飲み過ぎ

消化酵素配合の胃腸薬(ジアスターゼ、リパーゼなど)

例:太田胃散、新ビオフェルミンS錠など

胃酸過多・胸やけ

制酸薬や胃酸分泌抑制薬(H2ブロッカー)

例:ガスター10、サクロン、マーロックスなど

胃もたれ・消化不良

胃運動機能改善薬配合

例:ドムペリドン配合薬、モサプリド配合薬など

ストレス性胃炎

胃粘膜保護薬や漢方薬

例:セルベール、安中散、六君子湯など

痛み止めの選び方

頭痛、生理痛、腰痛など、痛みの種類によって効果的な成分が異なります。 また、副作用のリスクも考慮して選ぶことが重要です。

痛み止めの成分と特徴

アセトアミノフェン

胃に優しく、子供や高齢者にも使いやすい

適応:頭痛、発熱、軽度の痛み / 注意:肝機能障害のある方は要注意

イブプロフェン

抗炎症作用が強く、筋肉痛や関節痛に効果的

適応:生理痛、頭痛、筋肉痛 / 注意:胃腸障害、腎機能への影響

ロキソプロフェン

効果が強く、持続時間も長い

適応:強い痛み、炎症 / 注意:胃腸障害、心血管系への影響

アスピリン

解熱鎮痛作用に加え、血液をサラサラにする効果

適応:頭痛、発熱 / 注意:15歳未満は使用禁止、出血傾向

よくある失敗例と対策

薬局でよく見かける失敗例をご紹介します。これらを知っておくことで、 より安全で効果的な薬の使い方ができるようになります。

よくある失敗例

❌ 複数の風邪薬を同時服用

同じ成分が重複して副作用のリスクが高まる

✅ 対策:1つの風邪薬に絞る、成分を確認する

❌ 症状が治まっても漫然と継続

不要な副作用や薬物依存のリスク

✅ 対策:症状改善後は服用を中止、長期使用時は医師相談

❌ 他人の薬を借りて使用

体質や病歴が違うため、思わぬ副作用が起こる可能性

✅ 対策:必ず自分で薬剤師に相談して購入

❌ 処方薬との飲み合わせを確認しない

相互作用により効果が変わったり副作用が増強

✅ 対策:お薬手帳を持参し、薬剤師に相談

薬剤師への相談のコツ

薬剤師に相談する際は、以下のポイントを伝えていただくと、 より適切なアドバイスができます。遠慮せずに何でも聞いてください!

相談時に伝えるべき情報

症状について

  • • いつから症状が始まったか
  • • どのような症状か(具体的に)
  • • 症状の程度(軽い・普通・ひどい)
  • • 症状の変化(良くなっている・悪化)

既往歴・服用薬

  • • 現在服用中の薬(処方薬・市販薬)
  • • アレルギーの有無
  • • 既往歴(病気の履歴)
  • • 妊娠・授乳の有無

生活状況

  • • 仕事の内容(運転の有無など)
  • • 生活リズム
  • • 飲酒・喫煙の習慣
  • • 食事の状況

希望・不安

  • • 眠気を避けたい
  • • 胃に優しい薬が良い
  • • 副作用が心配
  • • 効果の持続時間の希望

まとめ

市販薬選びは、症状に合わせて適切な成分を選ぶことが大切です。 迷った時は遠慮なく薬剤師に相談してください。私たちは皆さんの健康をサポートするためにいます。

ビースト君からのアドバイス

薬も筋トレと同じで、正しい知識と適切な使い方が効果を左右します。 「なんとなく」ではなく、しっかりと理解して使うことで、より安全で効果的な治療ができます。 困った時はいつでも薬剤師に相談してくださいね!💪