こんにちは、ビースト君です!薬局で働いていると、「どの薬を選べばいいかわからない」という相談をよく受けます。 今日は実際の相談事例をもとに、市販薬選びで失敗しないコツをお伝えします。
風邪薬の選び方
風邪薬は種類が多くて迷いがちですが、症状に合わせて選ぶことが大切です。 「総合感冒薬」と書かれていても、それぞれ得意な症状が違います。
症状別風邪薬の選び方
🤧 鼻水・鼻づまりがメイン
抗ヒスタミン薬配合の風邪薬を選択
注意:眠気が出やすいので運転前は避ける
😷 咳がひどい
鎮咳薬(デキストロメトルファンなど)配合
注意:痰が絡む咳には去痰薬も必要
🤒 発熱・頭痛・関節痛
解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)配合
注意:胃腸の弱い方は食後に服用
😴 のどの痛み
のどスプレーやトローチとの併用も効果的
注意:症状が続く場合は医師に相談
胃薬の使い分け
「胃が痛い」と言っても、原因によって選ぶべき薬が変わります。 症状をよく観察して、適切な薬を選びましょう。
胃の症状別薬の選び方
食べ過ぎ・飲み過ぎ
消化酵素配合の胃腸薬(ジアスターゼ、リパーゼなど)
例:太田胃散、新ビオフェルミンS錠など
胃酸過多・胸やけ
制酸薬や胃酸分泌抑制薬(H2ブロッカー)
例:ガスター10、サクロン、マーロックスなど
胃もたれ・消化不良
胃運動機能改善薬配合
例:ドムペリドン配合薬、モサプリド配合薬など
ストレス性胃炎
胃粘膜保護薬や漢方薬
例:セルベール、安中散、六君子湯など
痛み止めの選び方
頭痛、生理痛、腰痛など、痛みの種類によって効果的な成分が異なります。 また、副作用のリスクも考慮して選ぶことが重要です。
痛み止めの成分と特徴
アセトアミノフェン
胃に優しく、子供や高齢者にも使いやすい
適応:頭痛、発熱、軽度の痛み / 注意:肝機能障害のある方は要注意
イブプロフェン
抗炎症作用が強く、筋肉痛や関節痛に効果的
適応:生理痛、頭痛、筋肉痛 / 注意:胃腸障害、腎機能への影響
ロキソプロフェン
効果が強く、持続時間も長い
適応:強い痛み、炎症 / 注意:胃腸障害、心血管系への影響
アスピリン
解熱鎮痛作用に加え、血液をサラサラにする効果
適応:頭痛、発熱 / 注意:15歳未満は使用禁止、出血傾向
よくある失敗例と対策
薬局でよく見かける失敗例をご紹介します。これらを知っておくことで、 より安全で効果的な薬の使い方ができるようになります。
よくある失敗例
❌ 複数の風邪薬を同時服用
同じ成分が重複して副作用のリスクが高まる
✅ 対策:1つの風邪薬に絞る、成分を確認する
❌ 症状が治まっても漫然と継続
不要な副作用や薬物依存のリスク
✅ 対策:症状改善後は服用を中止、長期使用時は医師相談
❌ 他人の薬を借りて使用
体質や病歴が違うため、思わぬ副作用が起こる可能性
✅ 対策:必ず自分で薬剤師に相談して購入
❌ 処方薬との飲み合わせを確認しない
相互作用により効果が変わったり副作用が増強
✅ 対策:お薬手帳を持参し、薬剤師に相談
薬剤師への相談のコツ
薬剤師に相談する際は、以下のポイントを伝えていただくと、 より適切なアドバイスができます。遠慮せずに何でも聞いてください!
相談時に伝えるべき情報
症状について
- • いつから症状が始まったか
- • どのような症状か(具体的に)
- • 症状の程度(軽い・普通・ひどい)
- • 症状の変化(良くなっている・悪化)
既往歴・服用薬
- • 現在服用中の薬(処方薬・市販薬)
- • アレルギーの有無
- • 既往歴(病気の履歴)
- • 妊娠・授乳の有無
生活状況
- • 仕事の内容(運転の有無など)
- • 生活リズム
- • 飲酒・喫煙の習慣
- • 食事の状況
希望・不安
- • 眠気を避けたい
- • 胃に優しい薬が良い
- • 副作用が心配
- • 効果の持続時間の希望
まとめ
市販薬選びは、症状に合わせて適切な成分を選ぶことが大切です。 迷った時は遠慮なく薬剤師に相談してください。私たちは皆さんの健康をサポートするためにいます。
ビースト君からのアドバイス
薬も筋トレと同じで、正しい知識と適切な使い方が効果を左右します。 「なんとなく」ではなく、しっかりと理解して使うことで、より安全で効果的な治療ができます。 困った時はいつでも薬剤師に相談してくださいね!💪
